最近はデイサービスに行く高齢者の方が増えてきました。家に一人でいるよりも、デイサービスに通って、お世話をしてもらって、十分健康にかつ楽しむことができるのです。最近は高齢化が進み、高齢者対象の施設やケアの内容も多くなってきました。
どのようなサービスがあるのか、デイサービスの種類についてここでは紹介をいたします。
デイサービスとは
高齢者対象のケアサービスには、施設に入所してそこでずっと過ごすというタイプもあれば、利用者自らがその施設に通うことで、そこでのサービスを受けるという「通所介護」というタイプもあります。デイサービスは一般に後者の形をとる場合が多いでしょう。それでは、デイサービスにはどのような種類があるのかを紹介します。
デイサービスの種類
令和2年度の厚生労働省による「介護給付費等実態統計」によると、介護全般の受給者は532万人にのぼりますが、うち通所型のサービスの受給者は211万人でした。実に介護サービスを受けている人の半数は通所型のデイサービスを受けています。さデイサービスは、さまざまな利用目的があり、次のようにいくつかに分かれます。
一般型デイサービス
一般的なデイサービスの内容です。施設数としても最も多いため、対象とする人数や施設の大きさが場所によってことなります。それによってスタッフの人数、サービスの内容、施設の規模や環境が異なってきます。利用者の社交性や機能面の度合いなどによって、適切な施設を探すといいでしょう。
認知症対応型デイサービス
認知症のある方を対象としたデイサービスです。入浴・トイレ・食事などの、生活をする上で欠かせない活動の支援をし、それぞれの動作の機能訓練など、認知症対応独自の内容も行います。
認知症を抱えているために、利用者ご自身や家族の方が「周りの人に迷惑をかけはしないか？」と不安になる事が多いのですが、専門のスタッフがしっかりとフォローをしてくれます。今までの施設では人と馴染めなかった場合や、大人数が苦手の人には向いています。
リハビリ型デイサービス
利用者の機能訓練（歩行訓練・筋力トレーニングなど）が中心です。最近はトレーニングマシーンやプールのついたところも多くなってきました。そのため、他のデイサービスと比べ、その他のサービスは薄めです。中には食事がない所もあります。そのため、利用時間も他よりも短めで費用もやや安いでしょう。
療養型デイサービス
療養型デイサービスは、常に医療面でのケアを必要とする方が受けるサービスです。こちらは看護担当のスタッフが状態の観察を常にできるようにしていますし、重度の病気や癌の利用者もいます。他のタイプの利用者と比べ、動くことのできる範囲は大いに制限されるため、利用者の孤独感や不安と寄り添いながら解消していくケアの方法を取ります。症状を抱えてのケアで、医師とも連携を取っているため、家族や利用者自身にとって安心できるケアです。
お泊りデイサービス
日中利用している利用者がそのまま夜も施設で過ごして宿泊のできるサービスです。最近は養護老人ホームも人でいっぱいですぐには入居できません。また、空いていたとしても経済的に負担があるので、仕方なくそこへ入居できないので、それよりも金額的にサービスを受けやすいものをということで選ぶ人も多いでしょう。また、家族が夜に利用者の世話ができない用事が発生した場合に有効です。家族もそのような受け皿があって安心です。
デイサービスを受けるメリット
以上の説明のように、デイサービスには様々な内容や目的があります。種類はさまざまありますが、それらを通してデイサービスを受けることによるメリットは大きいでしょう。利用者の方にとっても、その家族にとっても、多くのスタッフによって支えられるこのサービスの持つメリットについて紹介をします。
身体的機能の維持
専門的なスタッフの指導により、利用者の体の機能を維持するトレーニングや運動をすることができます。やはり毎日の生活は体が資本です。それによって日常生活を送る力を支えてもらえます。特にリハビリ目的や認知症を抱えてのデイサービスは、そのような要素が強いでしょう。
社会性を維持する
利用者の方もかつては社会に貢献し、多くの人の中で活躍をしておられたことでしょう。けれども、年齢を重ねるごとにその機会が減ってしまう人は少なくありません。人と会うことが億劫に思えたり、何をするにも自分だけの世界や判断基準になってしまったりしがちです。そこへデイサービスで一緒に活動をする他者と関わる事によって楽しく、意欲的になれるのは、利用者の方が若々しく、いきいきと生活をするうえで大きなプラスになります。
家族の負担感を軽くできる
利用者が支える家族は主にその子どもであることが多いでしょう。その家族はまさに年代的には働き盛りであり、女性も社会で活躍する人が増えてきましたので、家族で支えなければならない事はわかっていながらも、何とかケアをしなければと思って、板挟みの状態になってしまいます。また一緒にいられたとしても、介護について知識がないので、どう接したらいいか、どう対応したらいいか迷う事だらけです。そのような時にプロのスタッフに任せることで、家族も安心です。
まとめ
一口にデイサービスといっても、その必要性は利用者の数だけあります。そういう意味では、さまざまな種類のサービスがあるのは、利用者やその家族からすれば非常にありがたい事です。また、それだからこそ家族は安心してそのケアをお任せできるでしょう。
「シーアール三河株式会社」では、さまざまな事で迷っておられる高齢者の方が、いきいきした生活を取り戻せるように取り組んでいます。また家族の方におかれましては、毎日の忙しい生活を送りながら家族のお世話に追われる大変さを軽減できるように、皆さまのお力になりたいと存じております。
また「シーアール三河株式会社」では、デイサービスにてパート従業員の方を募集しております。デイサービスで介護の仕事をしてみたいと考えている方は、まずは一度お気軽にお問い合わせくださいませ。採用は随時行っておりますので、まず一度ご連絡ください。
